HOME > 院長からのメッセージ
さくら助産院では、日常生活の延長上で迎える新しい生命の誕生を、自宅または助産院においてサポートしています。 妊娠中からの継続した関係を基盤に、“女性の産み育てる力”と“赤ちゃんの生まれる力”を 尊重した出産のお手伝いをしています。
札幌市内全域と車で一時間圏内の近郊の出産に対応している為、これまで嘱託病院の他に20施設の医療機関と連携を取ってきています。適切な時期に必要かつ最小限の範囲で医療機関と連携し、助産師の視点だけではなく複数の医療職の目で女性を診ていきます。
このような出産に興味がある、検討したいという方とは、電話では限界がありますので直接お会いして話し合いの時間を設けています。
助産師 庄 曜子
情報化の現代、子育てについてもテレビ、雑誌、インターネットなどでたくさんの情報が家庭に届きます。妊娠中からダイレクトメールがどんどん届き、育児の関連商品購入に惑わされます。3歳にして英語が話せるとか、漢字が読めるとか特別な事例で子育てをあおられます。
「どう育てるのか…、」これは親として永遠のテーマでしょう。
でも、ある一定の基準が決まっていてそれに子どもがたどり着かないといけないのなら、そのために親が子どもをその基準までひっぱりあげるということとなり、子育てに失敗してはいけないと思うあまり方法論にばかりとらわれてしまいます。
子どもには、小食の子もあれば、成長がのんびり型の子もいます。それぞれの個性があり成長のしかたが違うのだから他人と比較せずそのときどきに子どもが達成したことを認めてあげて、発育を見守るという姿勢が大切なのではないでしょうか。
「上手に育てなければ」「いい母親にならなければ」と気負うことなく、情報に惑わされず、自分らしく自分のやり方で子供を見守る子育てができたらと思います。
子育てには一つの方法しかないわけではなく、いろいろな方法があります。例えば沐浴の道具一つとっても、家にある洗濯用のタライ、新調したベビーバス、夏場であれば洗面台(大きくて深いもの)などで応用できます。混合栄養の場合、ミルクの足し方にしても基本的な方法はありますがそれぞれの家庭の事情や赤ちゃんの事情があり、違っていいのです。また、当然赤ちゃんには持って生まれた個性があります。
そして育てている親にも個性があります。
このように考えていくと同じようにすることのほうが難しいのです。育児書に書いてあることがすべて当てはまることのほうが少ないのです。100人のお母さんと赤ちゃんがいればその育児の方法は100通り、あるいはそれ以上かもしれません。
どれが1番でもどれが100番でもないのです。あなたと、そしてあなたの赤ちゃんに適した方法が「No.1」なのです。助産師は個人差、個性があるということを常に大切にし、その「No.1」を一緒に探していく、そんなお手伝いをしていきたいと考えています。
社団法人 日本助産師会全国助産院マップ 2004年度版より
【資格・免許】
看護教員養成講習終了/ファーストレベル看護管理者研修終了
カウンセリング2級/看護師、助産師、社会科教員免許
法学士/看護学修士
【所属・認定】
大学病院で助産師活動後、看護師教育に携わる。
さらに総合病院で麻酔科・手術室、小児科における看護を実践後、産科で看護管理に携わる。
12年ぶりの産科での医療主導の出産をとおし産む女性が主体の出産について考える。
東京での複数の助産院勤務を経て1997年5月に自宅出産・母乳育児で開業。
助産院内での出産の要望に応えて1999年10月に2床の施設開業も開始、ここから「さくら助産院」となる。
当初、北海道ではアクティブバース、フリースタイル出産について、まだあまり知られていなく様々な意味で新しいスタイルの開業であった。